2-B上田 麻美です!
9月30日分
いよいよエコラン決勝前日!本番は明日ですが、前日練習走行が行われる為、朝の
5時に学校を出発。
始発も無いような時間ですが、多数のチームが参戦するので早朝から受付や車検が行
われるのです。
現地でのスケジュールは分刻み!今からスケジュールを綿密にチェックです。
巨大な南ゲートを潜り抜け、ツインリンクもてぎへと到着!
パドックではすでにマシンの調整をしているチームもちらほら。
うちのチームも負けてられません!手際良くテントを組み立て、早速マシンの調整に
かかります。
私達車両研究部のマシンはなんと2台!
昨年はスーパーカブのキャブレター車1台でしたが、今年はインジェクション車も製
作!
少数精鋭のメンバーで夏休みから本番まで毎日の様に製作に励んできたマシン達・・
・調整にも熱が入ります。
明日から10月だと言うのに夏が帰ってきたかのような強い日差し。
日も昇りきった頃、練習走行が始まりました。
練習走行といっても記録が計測される為、気合が入ります。
周りのチームはどこも手強そう。同じカブとは言え、走行抵抗への対処などには色々
な工夫を凝らしています。
しかし中には着ぐるみを着たり、コスプレをしているドライバーも!・・・やられ
たぁ!
来年はうちのチームも・・・!
スタートフラッグが振られ、練習走行スタート!
私の乗るキャブ車は順調なスタート。山口君の乗るインジェクション車も無事スター
トしました。
ところが、ゴール目前でキャブ車はエンジンがかからなくなってしまい、タイムオー
バー。記録も約70km/㍑と最悪。
一方、インジェクション車は140km/㍑と今までで最高の記録を出し絶好調。
決勝は明日。インジェンクション車の記録を喜ぶと共に、大きな不安を残したまま1
日を終えることとなりました。
10月1日分
前日の練習走行での反省や決勝戦のイメージトレーニング、マシンの調整変更を考
え、気がつけば夜が明けていました。
前日の快晴が嘘だったかの様に霧が立ち込める怪しげな天気。
出走は正午過ぎ。それまでにキャブ車の調整を終わらせなくっちゃ!
私は焦っていました。
そんな時、ふと周りを見ると、チームのみんなはいつもの笑顔。
「何も焦ることなんて無い。みんながいるんだから。」
そう思った瞬間、気持ちが解れ、ずっと上手くいかなかったキャブの調整が出来たの
です。
真っ黒くかぶったプラグが白く焼けたのを見て希望が沸いてきました。
いよいよ決勝戦!心配していた天気も何とか持ちこたえ、昨日より風も治まってい
ます。
順調に加速を始めたインジェクション車の後ろから、キャブ車で後を追うようにス
タート!
不思議と緊張や不安は無くなっていました。
むしろ、今までの成果を試すことが出来る好奇心と嬉しさでいっぱい。
気がつけば最後の数百メートルをエンジンオフで転がり、ゴールラインを過ぎていま
した。
果たして結果は・・・
インジェクション車・・・144.618km/l(12位)
キャブレター車・・・161.448km/l(9位)
どちらも今までの練習の中で最高記録です!!
ここまで一緒に頑張ってきたチームのみんなや忙しい中協力して下さった先生方、そ
して応援して下さった学校のみんなや先輩方、本当にありがとうございました!
来年は絶対入賞するぞーーーっ!!