まず社長の松村敬一さんと面談。松村さんは、戦後の東京溜池にあった老舗の自動車整備工場で修行をして一から仕事を覚えたという。現在は知る人ぞ知るレストア界の第一人者である。その松村さんが経営するレストア工場「永遠ボディー“トワボディ”と呼ぶ」(相模原市)に読売自動車大学校の卒業生、佐藤亮平さんが活躍している。
佐藤さんは現在「トヨタS800通称“ヨタハチ”」のドアの修復作業を任されている。アルミ板の平板から手仕上げでドアの曲線を加工していく過程を丁寧に説明してくれた。
松村さんのお話では、職人として1人前になるまでには10年くらいは必要とか。松村さん自ら佐藤君の隣で「オースチン7」の修復に余念がない。若い人にぜひ職人の技術を伝承したいと言われてたのが印象に残る。
(報告:広報 入戸野)