企業による実習授業(東日本三菱自動車販売(株)・アウトランダーPHEV実習)
2019/9/12(木)企業による実習授業が行われました。
今回、授業をご担当頂いたのは「東日本三菱自動車販売」様です。
1級整備学科の3年生を対象に三菱のアウトランダーを使用してのPHEV(プラグイン・ハイブリッド)の実習を行って頂きました。
まずは三菱自動車の最新技術やアウトランダーPHEVについてのついて教えて頂きました。
PHEVの特徴でもある3つの走行モード(EV・シリーズ・パラレル)やツインモータ4WDシステム、アウトドアや災害時の電源供給についても解説をして頂きました。
実習場に移動し、タブレットを使って三菱リモートコントロールの作動を確認しました。
Wi-Fi通信で車両の操作・設定ができ充電や空調のタイマー設定やヘッドライトなどの遠隔操作に加え、駆動用バッテリーの残量確認や盗難警報履歴など車両に関わる詳細な情報まで確認することができます。
その後、車両各部の構造確認をおこないました。
ラゲッジルーム(トランク)には、ハイブリッドの重要な制御装置(インバータ、コンバータ、モーターコントローラ)が搭載されています。
車両中心部分には200kgのリチウムイオンバッテリーが搭載されています。
前輪・後輪がそれぞれ高出力モーターで駆動する4WDのため、動力を伝達するプロペラシャフトはありません。
エンジンでジェネレータ(発電機)を回し、バッテリーの充電やモーターの駆動を行います。
アウトランダーPHEVはハイブリッドの中でもEV(電気自動車)にかなり近い構造ですのでほとんどエンジンでは走行しません。
最後にアウトランダーPHEVのEVモード走行の同乗をさせていただきました。
読売自動車大学校では、企業による実習授業を多く実施しており、企業の情報を肌で感じる機会が多くあります。
また、1級整備学科では、3年次に全員が第2種電気工事士を受験することで、幅広く電気の知識を得て実践力を持った一級自動車整備士を育成しています。
ご協力いただきました「東日本三菱自動車販売」様、ありがとうございました。