一級自動車整備士資格と二級の違いは? 公開日:2018年09月21日
更新日:2022年12月5日

一級自動車整備士資格は、自動車の修理や検査業務における高い知見と特殊な技術に加え、マネジメントント能力まで証明できる国家資格です。二級試験と比べ難易度は高めですが、持つと就職活動で強力な武器となるでしょう。今回は、一級自動車整備士資格の魅力を二級資格と比較しつつご紹介します。

目次

まとめ

一級自動車整備士資格と二級の違いは?

一級自動車整備士と二級自動車整備士の受験資格と仕事内容を説明します。

一級自動車整備士と二級自動車整備士の受験資格の違い

一級自動車整備士試験を受けるには、二級自動車整備士の資格に加え、3年以上の実務経験が必要です。または、自動車整備の課程がある専門学校などの養成施設を修了すると、受験資格が与えられます。
一方、二級自動車整備士試験は、三級自動車整備士の資格の取得と、一定期間の実務経験が条件となります。実務経験の期間は、専門学校の進学実績など学歴によって変わってきます。
いずれも、下位資格の取得に加えて実務経験がないと受験できません。受験資格の違いについてもしっかり確認するようにしましょう。

一級自動車整備士の資格の範囲

一級自動車整備士の資格を持つと、自動車修理の技術や点検に関する知見のほか、現場全体を統括マネジメントント能力が認められます。整備工場でリーダー的な立場で指導するのは、多くの場合で一級自動車整備士です。
自動車整備の基礎知識だけでなく、電子デバイスや環境保全の分野にも対応する能力が求められます。さらに、整備士の育成や技術指導、工場の安全管理体制の構築なども、一級自動車整備士に与えられた重要な任務です。
一級自動車整備士は、整備士資格の中でも最上位に位置する国家資格になります。二級や三級と比べ、難易度高めで合格するのは簡単ではありません。業界をみても、一級資格保有者は少ないのが現状です。それゆえに、一級資格を取ればさまざまな整備工場で重宝されるでしょう。

二級自動車整備士の資格の範囲

二級自動車整備士を持つと、普通自動車や小型自動車の点検整備に加え、サスペンションやエンジンの分解といった重整備業務も可能になります。二級整備士の資格があれば、一部の例外を除き、ほとんどの整備業務を行えるといわれます。ただし、整備状況の最終チェックは、経験豊富な整備士や検査員が行った後、お客様に自動車を納品するという段取りが一般的です。
自動車整備工場に勤務するには、最低でも二級資格はあったほうがよいといわれます。事実、整備工場で働く整備士の多くは同資格を持っています。二級試験の合格率は約85%で、比較的取得しやすい資格です。就職活動でも大きな武器となります。

まとめ

一級自動車整備士は、二級資格の上位に位置するだけに、取得すれば多くの整備工場でそのスキルを重宝されるでしょう。二級を取った後は、ぜひ一級取得にチャレンジしてみてください。

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