車の板金に資格は必要?関係する資格や必要な資質を解説 公開日:2022年12月5日


板金とは、事故などによって自動車のボディに生じた傷やへこみを復元する仕事です。自動車の修理を行うため、資格が必要か気になる方もいるはず。

本記事では、自動車における板金の役割と資格が必要かどうかについて詳しく解説します。必須資格以外の資格についても解説しています。ぜひ参考にしてください。

目次

自動車における板金とは?

自動車における板金は、交通事故などによって車体に生じた傷やへこみ、歪みを修正する際に活躍します。多くはボディの補修になりますが、フレームが歪んでいる場合は、専用のフレーム修正機を使って作業を行います。


一般的に、板金を行った後に塗装を施すことから「板金塗装」とセットで呼ばれることがほとんどであり、切っても切り離せない存在であるとも言えるでしょう。


板金と言うと該当箇所を引っ張ったり裏側から叩いたりするイメージを持つ方も多いかと思いますが、修理箇所の交換も板金作業に含まれます。

板金に資格は必要ない

板金作業では車の修理を行うことに変わりはありませんが、特に資格は必要ありません。極端に言えば、未経験であっても板金の仕事は可能です。

しかし、板金には技術と知識の習得が不可欠であり、基本的には日々の業務をこなす中で先輩から教えてもらうことになります。職人技として扱われることも多く、一人前になるまで「10年はかかる」と言われることもあるようです。

自動車の板金に向いている人の特徴

特別な資格がなくてもできる板金ですが、誰でもできるわけでもありません。一般的に板金に向いていると言われる人の特徴には次のようなものがあります。


  • ●職人気質
  • ●忍耐と大力
  • ●手先が器用
  • ●車好き

  • 前章で解説したとおり、技術や知識が必要な板金作業には、仕事に実直に取り組み経験を重ねる職人気質な姿勢が求められます。忍耐や体力がいるのも同じ理由です。

    また、スキルとは違いますが「車が好き」というのも欠かせないポイント。ひと口に自動車の板金と言っても、対応する車は数多くあります。車に興味がなければ仕事を効率的に進めにくい恐れも……。

    自動車の板金で持っていると有利な資格

    先述のとおり、自動車の板金に必要な資格はありません。しかし、持っていると就職や転職、キャリアアップにつながる資格はいくつか存在します。代表的な資格は以下の3つです。

  • ●自動車整備士
  • ●自動車解体整備士
  • ●ガス溶接技能士、アーク溶接作業者

  • それぞれ詳しく解説します。

    自動車整備士

    自動車整備士資格は必須ではないものの、自動車の板金に携わるのであれば取得していて損はありません。自動車整備工場に就職するには自動車整備士資格を持っていた方が有利であり、板金に関われる可能性も高くなるでしょう。


    板金だけできるかどうかは整備工場次第ですが、自動車に関わる仕事をする上では重要な資格です。整備士不足から無資格でも採用してもらえることはありますが、できれば自動車整備士資格2級を取得後に採用フローに乗ると近道と言えます。

    自動車車体整備士

    上記の自動車整備士に近い存在ですが、こちらは特殊整備士と呼ばれる資格です。取得すると自動車のフレームやボディの点検・修理・整備に関する知識や技能が、一般の整備士より高いことを証明できます。事故車の板金などの作業をイメージするとわかりやすいかもしれません。

    特殊整備士課程のある専門学校を卒業していれば受験可能ですし、2級以上の自動車整備士資格を有している人も受験できます。

    ガス溶接技能者、アーク溶接作業者

    板金で欠かせない作業に溶接や溶断があります。これらの資格は溶接や溶断の技術を持っている証明になる資格であるため、必須ではありませんが持っていて損はないでしょう。18歳以上であれば、講習を受けた後に試験に合格することで取得が可能です。


    ちなみにガス溶接はその名のとおりガスを使用した溶接技術、アーク溶接は火花を使った溶接技術を指します。

    自動車の板金に関わりたいなら自動車整備士資格は欲しい

    繰り返しになりますが、自動車の板金に携わる上で必須の資格はありません。しかし、自動車整備工場に板金作業の機会が多いことを考えると、自動車整備士資格は欲しいところ。

    自動車整備士資格は実務経験さえあれば受験できます。しかし、0からのスタートでは、一級取得まで最低でも7年、2級でも5年の時間を費やさなければなりません。専門学校に通うことで、この期間を大幅に短縮することが可能です。

    読売自動車大学校では、2年間で2級整備士の受験資格が得られる「自動車整備学科」と、4年間で一級整備士の受験資格が得られる「1級整備学科」の2つコースを用意しています。1級整備学科では板金の授業が必修科目なので、実際に板金技術を学ぶこともできます。

    本校の詳しいカリキュラムは資料に掲載しています。また、オープンキャンパスでも詳しく説明しているので、興味があればぜひ資料請求やオープンキャンパスへお申し込みください。

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    まとめ

    自動車における板金は、特別な資格は必要ないものの、職人技を身に着ける必要があります。特に事故車の板金には技術が求められますが、2021年11月以降の新型車には衝突被害を軽減する自動ブレーキの搭載が義務付けられているため、傷やへこみが生じる事故件数は年々減っていく見込みです。

    車に関わる仕事を長く続けていくためにも、板金に興味がある方は自動車整備士資格を取得しておくことがオススメです。板金以外の知識があれば就職やキャリアアップも有利になることでしょう。

    自動車整備士資格を取得し基礎を身につけた上で、自動車の板金作業への道を歩んでみてはいかがでしょうか。

    本校は読売新聞グループの安心と創立50年の実績があり、これまで多くの卒業生を輩出し自動車関連業界はもとより、多くの職種で活躍しています。
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