ハイブリッドカーの整備に必要な資格は? 公開日:2018年08月21日
更新日:2022年12月5日

日本では、モーターとエンジンを組み合わせて走る「ハイブリッドカー」が大きな市場を作っています。先鞭を付けたプリウスは1997年の発売ですから、ハイブリッド化が始まって20余年の月日が流れたことになります。ガソリン自動車が少なくなり、ハイブリッドカーが主流になる日も近いかもしれません。
ハイブリッドカーの普及で問題になるのが、整備士の知識や技術です。あまり必要ではなかった電気関係の資格が重宝されるようになるかもしれません。今回は、ハイブリットカーを整備する際に役立つ資格について紹介します。

目次

まとめ

ハイブリッドカー整備の資格

ハイブリッドカーの整備には、今までの自動車整備になかった知識や技術が必要とされます。自動車整備士の資格だけで従事できる作業もありますが、高度な整備や修理を行うために、必須とされる資格もあります。

ハイブリッドカーを整備する専門の国家資格はない

ハイブリッドカーの整備にあたり、自動車整備士が新たに取得しなければならない国家資格はありません。旧来の自動車と同様、自動車整備士がハイブリッドカーの点検や整備を行うことになります。

ハイブリッドカーは電気システムの知識が不可欠

ハイブリッドカーは多くの部分が電子化されているため、整備には電気系統に関する知識が必要です。車種によっては、バッテリーからモーターまでを接続する、高い電圧の電気系統を扱う必要があります。ハイブリッドカーや電気自動車が普及すると、自動車整備士にも新しい分野の資格が必要になるかもしれませんね。

ハイブリッドカーの整備に活用できる資格

ハイブリッドカーの整備には、必須の資格や取得すると有利になる資格が数多くあります。ここでは、ハイブリッドカーの整備に活用できる資格を紹介します。


・低圧電気取扱特別教育

労働安全衛生法では、「交流にあっては600V以下」の電圧を低圧電気と定義しています。ガソリン自動車より高電圧のバッテリーを搭載しているハイブリッドカーやEV(電気自動車)の整備には、低圧電気を取り扱うための講習の受講が必須となります。

まとめ

ハイブリッドカーが増えていくことにより、電気系統の知識を持つ自動車整備士を育成する必要性が高まってきました。ハイブリッドカーに対する知識を深めるためにも、有用な資格は積極的に取ることをおすすめします。

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