板金塗装実習を無事終えました。私は、今までの実習の中で一番楽しみにしていた実習のひとつだったので、自分はいったいどのぐらいできるのか、楽しみと不安の中で『板金塗装実習』に臨みました。
下地処理の作業では、主に実習車を使ってその車についている小さな傷や凹みをパテを用いて無くす作業と、塗装用のパネルの塗装ができるように前の塗装をはがす作業をしました。パテを塗るときには、パテと硬化剤をすばやく混ぜてすばやく塗らなければなりません。三分もたつと直ぐに固まるので、的確に素早く、更に多く塗り過ぎないようにするのに苦労しました。
塗装の作業ではスプレーガンという道具で塗料を吹き付けていきます。塗るときのポイントは均等に塗料を塗っていくことにあります。私は最初は緊張し、動きが硬くてなかなか均等に塗っていくことができませんでした。先生に教えられて、徐々にやっていくうちに動きの硬さもとれて均等に塗れるようになりました。仕上がりも最初に塗ったものと比べると数段と良くなっていたのでうれしかったです。
数種の塗料を使って色を塗りたい色に合わせる調色では、まずパネルに塗った色と同じ色に合わせます。ひとつの色が少しでも多すぎると、すぐに色が変わってしまうし、色の感じがあってきても明るさが違っていたしてしまいました。みんなは色が合うように思考錯誤しながら作業していました。私は色がなかなか近付かなくて、やっと調色して合ったときは苦労した分うれしかったです。
先生に教えられた事、やってきた事を生かして自分たちだけの力でシルビアの全塗装を行いました。色はシャンパンゴールドするのですが、最初は「本当にゴールドになるのかな」と思っていました。完成してみれば、見事に金色に光って、完成したときは感動しました。
塗装板金実習を終えて思ったことは、一つ、ひとつの作業が仕上がりに影響するので、決して手を抜いてはならないということ。そして、手を抜かないでやった分きれいに仕上がって行くといくことが良く分かりました。
今回の実習で得た知識と技術を生かして今後は実社会で役立たせていきたいと思っています。先生方ありがとうございました。
(自動車整備研究科3年 名平知弘)