2007年のD1グランプリ第3戦は、5月26日、27日三重県 鈴鹿サーキットでの開催となりました。
予選・決勝日共に晴天に恵まれ、17500人という多くの来場者が会場スタンドを埋め尽くしました。
鈴鹿サーキットでのレースは何度か経験している私ですが、“ドリフト”となると、いったい何処のコーナーでやるのだろう・・・・?想像がつきませんでした。
なんと、審査コーナーは、逆バンクを逆走で使用。ダンロップコーナーから駆け下りてきて、逆バンクを通過し、S字へ消えていくまでが審査区間となっていました。これにはビックリです!
そして第一関門の予選開始です。
ORCwithTOPSECRET 今村陽一選手は前回の第2戦富士に続いて100点を叩き出し、出走の全61人中1位で予選を通過しました。
高いスピードをマークしながらの深いドリフトアングルとクイックなマシンの動きは、前戦よりも更に戦闘力を上げてきたように誰の目にも映っていたようです。
予選でのトップ通過に喜びながらも、“目指すところはここではない”と言ういつも以上に力強いチームの雰囲気から、「今回は何かが違う!絶対いける!」という予感がしていました。(長年レースをやっているとそういう空気って本当に分かるものなんですよ!!)
単走1回戦は、8位で決勝トーナメントに駒を進めることができ、追走トーナメント1回戦も勝ち進み順調に2回戦進出。
続く2回戦の相手は、前回の大クラッシュから復活、本大会単走で連続3本の100点を叩き出し、1位通過の川畑 選手。前回の富士では敗れた相手ですが、力強い冷静な走りを見せ、川畑選手を破り、ベスト4確定。
そして3回戦の相手は、決勝進出の常連、日比野哲也選手。1本目は今村選手がリード、2本目はコーナーでの接戦の末一歩及ばず、残念ながら敗れてしまいました。
けれど結果は、国内D1グランプリZ33最高の3位を獲得することが出来ました。更に2位の選手の失格があったのですが、3位以下の繰り上げはなく、このラウンドでの2位はいないという結果になりました。ということは、ポイントは3位だけれど、実質は2位ということになるんですよね!
今回の結果によりポイントランキングでは8位で、シード権を得ることができました。
シェイクダウンからたったの2ヶ月しか経過をしていないとは思えないほど車の完成度の高さ、そして自信に満ち溢れた今村選手の様子から、次の目標は優勝以外はないのだと強く確信しました。
次回のD1グランプリは、6月9日、10日のスポーツランドSUGO大会になります。引き続きORC with TOP SECRETと今村陽一選手へのご声援をよろしくお願いします。
そして…なんと、今村選手とZ33が読売自動車大学校にやって来ることが決まりました! 8月3日(金)D1イベント開催です!
(D1レポ@教員:谷口いづみ)