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自動車整備士になるには?種類や受験資格、なるまでの流れを解説! 公開日:2022年12月5日


自動車整備士 なるには

自動車整備士を目指す方法はいくつかあります。資格取得までには、それまでの学歴や卒業した学科によって若干の違いがあり、複雑に感じる人も少なくないでしょう。
この記事では、自動車整備士の資格の種類や受験資格の取得方法を、自動車整備士になるまでの流れに合わせて解説します。

目次

まとめ

自動車整備士の資格と種類

ひと口に「自動車整備士」と言っても、その種類は2022年6月現在で14種類あります。国土交通省のホームページに記載されている自動車整備士資格は次のとおりです。


  • ●一級大型自動車整備士
  • ●一級小型自動車整備士
  • ●一級二輪自動車整備士
  • ●二級ガソリン自動車整備士
  • ●二級ジーゼル自動車整備士
  • ●二級自動車シャシ整備士
  • ●二級二輪自動車備士
  • ●三級自動車シャシ整備士
  • ●三級自動車ガソリン・エンジン整備士
  • ●三級自動車ジーゼル・エンジン整備士
  • ●三級二輪自動車整備士
  • ●自動車タイヤ整備士
  • ●自動車電気装置整備士
  • ●自動車車体整備士

  • ただし、上記の資格のなかには試験そのものが開催されていないものもあります。また、地域によって開催される登録試験が異なる点にも注意が必要です。必要に応じて各地域の自動車整備振興会の案内を確認し、問い合わせてみましょう。


    自動車整備士の仕事内容については、以下の記事も参考にしてください。

    自動車整備士の仕事は?資格による違いや内容、スキルを解説します!

    自動車整備士になるための方法

    自動車整備士になるには、以下の2つの方法があります。


  • ●専門学校に通う
  • ●自動車整備工場で実務経験を積む

  • それぞれにメリット・デメリットがあるため、事前に理解しておきましょう。

    専門学校で学ぶ

    ひとつめは、読売自動車大学校のような整備士資格に特化した専門学校で学ぶルート。


    高校卒業と同時、あるいは大学などからの編入を経て入学が可能です。所定の年数を専門学校で学ぶことで、卒業時に各自動車整備士試験の受験資格を取得できます。


    メリットは、専門学校在学中に自動車の専門知識を学び、卒業後は二級自動車整備士試験の受験資格が得られる点です。そのため、早くから現場で活躍する人材になれる可能性がある点もメリットのひとつといえるでしょう。
    また、学校であるため、卒業後の進路選択の相談にも乗ってもらえるのもポイント。


    反面、学費などの費用が発生するデメリットがあります。後述する整備工場で働く場合よりもじっくり学ぶことができる分、それ相応の費用がかかる点に注意が必要です。

    自動車整備工場で実務経験を積む

    もうひとつの方法が、専門学校などに通わず自動車整備工場で実務経験を積むことです。いわゆる見習いからはじめて、徐々にステップアップしていくことになります。


    専門学校と違い、仕事をしながら受験資格を取得するため給料が発生します。資格がないことで低めの給料に設定されることもありますが、給料をもらいながら実務経験が積めるのはメリットといえるでしょう。


    しかし、この方法で整備士資格を取得する場合はまず三級自動車整備士資格から目指すことになります。しかし、一般的な自動車整備士工場では二級以上でないと仕事を任せられないとしている場合も多く、三級を取得しても即戦力になれるとは限りません。


    また、仕事と資格試験の勉強を両立する必要があり、勉強時間の確保が必要な点もデメリットといえます。

    【パターン別】自動車整備士の受験資格取得条件となるまでの流れ

    自動車整備士資格を取得するには、大きく3つのパターンが考えられます。それぞれのパターンでの最短年数や注意点を解説します。


    【自動車整備士登録試験の流れ】

    自動車整備士 資格試験 登録試験 流れ

    (引用:一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会)

    高校・大学から専門学校に入学した場合

    高校卒業後や大学から編入して専門学校に入学した場合、二級の場合は2年間、一級であれば4年間学ぶことで、卒業時に実技試験免除で自動車整備士資格の受験資格を獲得できます。


    どちらを目指すかは入学前に決めておく必要があるものの、三級を飛ばして現場で求められる資格を取得可能です。

    高校・大学で機械科系学科を卒業し、自動車整備工場に就職した場合

    高校や大学で機械科や工学部を卒業後に自動車整備工場に就職した場合、実務経験を6か月以上積めば三級自動車整備士の受験資格を取得できます。


    試験は学科試験と実技試験があり、この対策として各都道府県の自動車整備振興会技術講習所が実施する養成講座の受講が有効です。所定の過程を修了すれば、実務で身に付けた知識を補強できるだけでなく、登録試験の実技試験が免除されることがメリット。自動車整備工場で働きながら、夜間や休日に養成講座を受ける人も多くいます。


    ただし、自動車整備工場に就職した場合、まずは三級自動車整備士資格を取得しなければなりません。資格取得後、さらに実務経験を積んではじめて二級の受験資格を取得できる点に注意しましょう。

    高校・大学で機械科系学科以外を卒業し、自動車整備工場に就職した場合

    高校・大学で機械科系学科以外の学部を卒業して自動車整備工場に就職した場合も、1年年間の実務経験を積めば、三級の受験資格を得られます。


    こちらのケースも、三級自動車整備士資格を取得後に、さらに実務経験を積んで二級の受験資格が得られます。

    最短で自動車整備士になる方法

    自動車整備士資格を取得するには、専門学校に入学して二級以上を目指すルートと高校や大学を卒業したのちに整備工場に就職し、働きながら三級取得を目指すルートの2通りがあります。


    三級資格を目指せば、最短半年の実務期間と試験合格で自動車整備士を名乗れますが、三級資格でできることは基本的な点検・整備にとどまります。


    車検やエンジンやサスペンションなど安全にかかわる分解整備など、一般的な自動車整備士として活躍するには二級以上が必要であるため、専門学校を卒業して資格試験に合格するのが実質の最短ルートといえます。本格的に自動車整備士を目指すのであれば、まずは専門学校への入学を検討してみましょう。


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    まとめ

    自動車整備士になるには複数のルートがあります。いずれのルートも一長一短はありますが、現場でいち早く活躍するには二級以上の資格が必要です。実務経験を積むことも大事ですが、専門学校でしっかり学び、現場で活躍できる人材になる選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

    本校は読売新聞グループの安心と創立50年の実績があり、これまで多くの卒業生を輩出し自動車関連業界はもとより、多くの職種で活躍しています。
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