一級自動車整備士とは?仕事内容や受験条件、難易度を解説します! 公開日:2022年12月5日


自動車 整備士 1級

自動車整備士資格の最高位である一級自動車整備士。自動車整備に関するすべてのことができると認められる国家資格のひとつです。現場でも重宝されることは間違いないのですが、一級自動車整備士とはどのような仕事なのでしょうか。

今回は一級自動車整備士の仕事内容や受験条件、難易度などを詳しく解説します。

目次

一級自動車整備士の仕事

2022年6月現在の一級自動車整備士資格は、以下の3つの資格を合わせた総称です。


  • ●一級小型自動車整備士
  • ●一級大型自動車整備士
  • ●一級二輪自動車整備士

  • このうち、「一級大型自動車整備士」「一級二輪自動車整備士」の試験は2022年現在行われていません。現状、一級自動車整備士は「一級小型自動車整備士」を指すと覚えておきましょう。

    一級自動車整備士は、電気自動車などの新技術に対応した故障診断や整備ができるほか、不具合の原因を推定できる知識・技術を持っていると証明された資格でもあります。また、ほかの作業員や整備士を指導する役回りにもなれるなど、最上位資格にふさわしい仕事内容となっています。

    ただし、2027(令和9)年4月以降は次のように名称が変更されることが決まりました。


    変更前(現行) 変更後(令和9年4月以降)
    ●一級小型自動車整備士
    ●一級大型自動車整備士
    ●一級二輪自動車整備士
    ●一級自動車整備士(総合)
    ●一級自動車整備士(二輪)

    なお、本記事では現行制度における一級自動車整備士資格について解説します。

    一級自動車整備士と二級・三級の違い

    一級自動車整備士と二級・三級自動車整備士では、できる仕事の内容に違いがあります。

    大前提として、一級自動車整備士は対応可能な車の大きさで資格の違いが設けられています。それに対して二級・三級はエンジンの種類またはシャシ(ボディ・エンジン以外の部分)で資格が分けられているのです。

    言い換えれば、一級整備士はエンジンや自動車の部位にかかわらず、すべての整備・修理を行うことができるということ。それぞれの級との違いは、以下のコラムで詳しく解説しています。


    二級自動車整備士資格と三級の違いは?

    一級自動車整備士資格と二級の違いは?

    一級自動車整備士試験の受験条件

    一級自動車整備士試験の受験資格を取得する方法は、専門学校に通う場合と自動車整備工場で実務経験を積む場合で変わります。受験資格を取得するのに必要な年数を中心に解説します。

    専門学校を卒業した場合

    専門学校で設置されている「1級整備学科」のような学科を卒業すると、卒業時に一級自動車整備士の受験資格を取得できます。4年間通って勉強する必要はあるものの、後述する実務経験を積んでから一級に挑戦するよりも比較的スムーズに試験に挑戦できるのがメリットです。

    学費などがかかってしまう一方、整備工場ではなかなか巡り合えない仲間を見つけ、切磋琢磨できるのもポイント。幅広くさまざまなことを学べるという点でも、メリットが大きい選択と言えます。

    自動車整備工場で実務経験を積む場合

    もうひとつの方法が、自動車整備工場で実務経験を積んで受験資格を取得する方法です。すでに二級を持っている場合、二級取得後に3年間の実務経験を積めば、受験資格が付与されます。

    パッと見ると実務経験を積んだ方が専門学校に通うよりも1年早く資格取得できそうに見えるかもしれません。しかし、実務経験を積む場合は、先に二級を取得しなければなりません。無資格から整備工場に就職すると、三級整備士から順に挑戦しなければならず、総合的に見ると10年近い年数が必要になるのです。

    詳細は、国土交通省が公開している「受験資格について」をご覧ください。

    一級自動車整備士試験の難易度

    自動車整備士の最高位に位置する一級自動車整備士。気になるのは試験の内容や難易度という人もいるでしょう。ここでは、一級自動車整備士試験にまつわるさまざまな情報を、数字を使って解説します。

    試験内容

    国土交通省が示している一級自動車整備士試験の試験内容は、次のようになっています。

    学科試験(口述試験) 実技試験
    1.構造、機能及び取扱い法
    2.点検、修理、調整及び完成検査の方法
    3.整備用機械に関する初等知識
    4.整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱い法
    5.材料及び燃料油脂の性質及び用法
    6.図面に関する一般知識
    7.保安基準その他の自動車の整備に関する法規
    1.基本工作
    2.点検、分解、組立て、調整及び完成検査
    3.修理
    4.整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い

    (引用:国土交通省「試験の内容について」


    二級自動車整備士までは筆記であった学科試験が、一級では口述による回答方法も追加されています。つまり、表の内容に関連する設問に対し、口頭でも正しく回答できるかどうかがカギを握っています。
    詳細は「一級自動車整備士に係る総合診断及び故障診断の技能に係る学習のポイント 」を確認してください。

    試験の難易度

    試験の難易度は、筆記試験のみであれば平成30年度以降は50%以上で推移しています。
    一見すると非常に高く見えるものの、令和3年度第2回の結果では、1級整備士の合格率59.0%に対し二級・三級ともに70~80%台の高い合格率です。実技を含めた試験そのものの合格率は一桁台の年もあり、いかに難しい試験なのかがわかります。

    試験の対策

    学科試験の対策としては、級にかかわらず過去5~7年分の過去問題を完璧に仕上げることが一般的と言われています。問題そのものの難易度もそうですが、一級自動車整備士試験では50問の問題を100分で回答しなければなりません。早く・正確に回答できるようになることも重要です。

    問題は、暗記で解けるものから計算を要するものまでさまざま。一級自動車整備士のテキストを隅から隅まで覚えてもいいですが、物理的に難しい人も多いはず。過去問題に手を付け、各年度の問題を完璧に仕上げるようにした方が効率的と言えます。

    一級自動車整備士を目指すなら専門学校に通うのが近道

    一級自動車整備士は、ほかの整備士資格と比較しても難しい内容になっています。実務を行いながら試験勉強をすることもできますが、より確実に合格を目指すのであれば専門学校で勉強するのがオススメです。

    読売自動車大学校の「1級整備学科」では、4年間学ぶことで卒業時に一級自動車整備士の受験資格を取得できます。整備から板金・塗装まで学べるのはもちろん、企業からの教育支援プログラムを通じて最先端技術を直接学ぶ機会もあります。
    すでに二級自動車整備士資格を持っていれば、3年次に編入が可能。最短2年で実技試験が免除された一級自動車整備士の受験資格を取得できるのです。

    また、模擬試験や少人数制の個別指導も人気が高く、トップクラスの一級整備士資格取得率も誇るのが特徴です。自動車整備士の最上位資格を目指すのであれば、ぜひ読売自動車大学校を検討してみてください。

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    まとめ

    一級整備士への道のりは、決して簡単なものではありません。専門学校で4年、実務経験を積みながらであればそれ以上の年数が必要になります。少しでも早く一級自動車整備士の資格を取り、最前線で活躍したいのであれば、迷わず専門学校へ進学することをオススメします。

    本校は読売新聞グループの安心と創立50年の実績があり、これまで多くの卒業生を輩出し自動車関連業界はもとより、多くの職種で活躍しています。
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